セガサターンのキーボードをPCにつなぐ(1) ~キーボードの信号を取り出そうの巻~

はじめに
「このSEGAって書いてるキーボードどこのメーカーか知らんけどゲキマブだから買ったろ」とセガ謹製キーボードを買ったはいいが、「謎の端子でPCにつなげられないよぉ~」と途方に暮れる人向けの記事。
ちなみにサターン用キーボード(中古)は高い(2019年5月に2400円で買った)。
PC用にするには金ばかりかかる。得られるものは達成感。
この記事はセガサターンのキーボードを使って書かれました。

材料&使用機材

  • 中古サターン用キーボード (2400円,Amazon)
  • Arduino互換 Leonard ProMicro 5 V/16 MHz (590円,Amazon)
  • ブレッドボード(5個入) (750円,Amazon)
  • ジャンパーワイヤ(オスーオス,5 cm,40本) (119円,Amazon)
  • ロジックアナライザ(安い) (883円,Amazon)
  • サターン用コントローラー延長ケーブル (4.3$くらい,AliExpress)

計 5000円強
なお半田ごては持っているものとする。ワイヤストリッパがあると便利。
ProMicroの出番はまだ先。
はじめにキーボードがどんな感じで動いているかをみる。

準備
まずはサターン用延長ケーブルを切断します。
次にジャンパーワイヤを切断します。
最後にそれらをつなげます。
こうなる。

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本体側とコントローラー側の両方を作ると便利。

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後はブレッドボードにロジックアナライザのピンを突っ込めば動作が観察できる。

キーボードの動く様子の観察
ピンアサインはこうした

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本体につないだだけの様子はこちら。

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TR,THがサターン本体からキーボードへと行く信号。
U~TLはキーボードからサターン本体へと行く信号。

これじゃ何が何だかわからんのでSEGAの資料[1]をみる。
信号はこうなっているらしい。

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キーボードとして使うだけならD7-D0,Make,Brakeの信号のみ利用する。
この状態でキーを押したら私一体どうなっちゃうの~?
次回、Zを押すとこうなる。ついでにZとXを同時押ししちゃった。
お楽しみに。

まとめ
パワーポイントは図を作成するためのものです。

[1]http://antime.kapsi.fi/sega/docs.html
SMPC User's Manual p.100をみる。

 

セガサターンのキーボードをPCにつなぐ(2) ~キーを押したらどうなるか分かったの巻~ - †††††TSAR†††††